
奥塩原温泉郷は、塩原温泉の中でも標高が高い場所に位置し、源泉かけ流しの温泉が楽しめるエリアです。秘湯感あふれる雰囲気が魅力で、特に元湯地区には3つの温泉宿が点在しています。その中のひとつが、今回訪れた「大出館」です。

館内はどこか懐かしい雰囲気で、まさに「秘湯」といった趣があります。フロントで日帰り入浴の受付を済ませ、浴場へ向かうと、湯気と硫黄の香りが漂い、温泉に来たという実感が湧いてきます。

脱衣所はシンプルな作りですが、掃除が行き届いており、清潔感がありました。浴室には湯船がいくつかあり、それぞれ温度や泉質が異なるので、湯めぐりをしながら楽しめます。露天風呂は、山の景色を楽しみながらの入浴ができ、開放感抜群でした。

貸し切りの家族風呂「藤の湯」。「入浴中」の札をかければだれでも貸し切りで入れます。

乳白色の硫黄泉で、温泉らしい硫黄の香りが特徴。湯あたりも柔らかく、じんわりと体の芯まで温まる感じがしました。

日本にひとつしかないと言われている墨の湯に入りたかったのですが、混浴の時間帯でした。日帰りの女性専用時間は14時から15時でした。女性はちょっと入りにくいかもです。